数学の答案のエチケット(3)

こういうとき、うまく使うといいのが「別解」。

まず、「解の公式」を利用して解くことで、論理性をアピールする。
ここで、「解の公式」の導出を記載して、暗記しただけっていう批判をかわす。

で、別解として因数分解を使って解くことで、他の人たちに負けないようにする。

あとね。コンピュータ系の学部やら、数学科やらを目指すのであれば、アルゴリズム的な別解を書いた方がいい。
グラフをちょちょっと書くだけでオッケー。
別解は、加点を狙うだけだからね。時間の無駄は排除する。

というのは、因数分解や解の公式を利用するのは、「集合数」をベースにしたアプローチ。
ただ、実際のシステムでは、「順序数」をベースにしたアプローチが、近似解だけど使用されている。
だから、別解として「順序数」をベースにしたアプローチを示しておくと、自身の数学全体での体系的な理解を示すことができるんだ。

そうすると、こんな感じになる。
このくらいだったら、上位5%くらいに入る感じ、かな。

説明したら、「こんなの、自分でもできる」っていう感じだろう。
だけど、それを書くのって、本当に難しいんだ。